お金で幸せは買えるのか？
居酒屋から学術論文にいたるまで、古今東西あらゆる場所で繰り広げられてきたこの質問について、数回に分けて結論を出したいと思います。
第一回は、米国の実名Q&AサイトQuoraでの答えから。
支持を集めた上位１０記事の意見から、買える（＝勝ち）、買えない（＝負け）、場合による（＝引き分け）として判定していきます。
結果は・・・
４勝３敗３分で、かろうじて「買える」 の勝ち。
個々の意見を、上位から順にまとめてみました。
Quora「お金で幸せは買えるか」の上位回答一覧
Quora”Can money buy Happiness?“より筆者作成
多く見られる主張としては、「よく考えた支出」や、「孤児や災害・困難に遭った人」を助ける行為が、永遠に続く幸せを生む、というもの。
しかし一方で多くの人が、このような用途にお金をつかうことができずにいる現状、というのが、本当の問題のようです。
また、「買える」派も「買えない」派も共通して、幸せは心の持ちよう、という考えを持っています。
それを理解するためには、Dan ArieryやDan GilbertのTED動画を見ればよいのだと。
言われてしまえば身も蓋もない話ではありますが、まずは、人気のQ&Aサイトでは、「実際に買うものの価値を考えよう」という重いテーマの下に「買える」派に軍配が上がった、そしてTEDを見て幸せと捉え直しましょう、というお話でした。
次回の当シリーズでは、学術的な立場の違いを見てみようと思います。
参考Quora Q&A”Can money buy Happiness?“
